初投稿。どんな会社を目指したいのか。

初投稿です。

株式会社リベルケア九州の代表取締役をしております飯島です。
会社設立して6年目を迎えています。

今年度の会社の目標は組織体制を整備すること。その一つとして、ホームページを整備し、また若手スタッフを「デジタル班」に任命し、
インスタグラムの運用を含めICTの活用を積極的に行う体制を進めています。

この度、ブログ機能も開設し、事業所の取り組みの具体的なご紹介はここで発信していければと思います。

 

「会社理念:充実した人生の実現」
まず会社設立にあたり、軸となる理念について、その背景を記します。

私の基礎資格は社会福祉士です。
適当に生きてきた私の将来を心配した両親が、生きていくために手に職がつくように、と言われるがまま福祉系大学へ進学しました。

学生気分が抜けないまま20代前半が終わり、結婚や実子に恵まれても、将来を真剣に考えるタイミングがなかなか訪れませんでした。
そんな生活を送り、気づけば20歳代後半。ようやく社会人として、子をもつ親として自覚が芽生えます。

20代後半になれば、自身の立場や、30代・40代、定年に向かって、どんな甲斐性でどんな立ち位置で自身が生活していくのか、なんとなく見えてきます。

私は社会人の中で一番多くを過ごした医療機関でのMSW時代。仕事を通して患者様から人生(生き様)について切に学びました。
お金があれば幸せか、いや、そうではない。自由な時間だけがあれば幸せか、いや、違う。

私がMSWで患者支援をしていく中で感じ取れた、人が生きていくうえで大事なポイントは、「生きている実感」があること。
忙しすぎても、暇すぎても生きがいにはつながらない。お金があろうが、なかろうが、生きがいは千差万別。

ただ共通して言えるのは、誰かに必要とされている人は共通して生きがいにつながっていると実感します。
マズローの欲求段階を例にしても、人が求める究極の欲求は自己実現であり、これは他者から必要とされている立場がこれにあてはまると考えられる。
私はこの、他者に必要とされる自身こそ生きがいであり、生きていくうえで究極の目標の一つであることを踏まえ、そんな理想が叶う会社を作りたいと思い、その願いを理念としました。

誰かに必要とされる自分。そのために生きていく上では苦しいことも含め頑張っていこうと思える人生が皆様に提供できることを願って。

 

「トップダウンは嫌だ」
私は理不尽に押し付けられる仕事のスタンスは納得がいきません。力で押さえつけてもスタッフのパフォーマンスにはつながらないと考えます。

これからの日本は少子高齢化、生産人口がどんどん減り、社会保障費も削減の一途であり、大変厳しい時代が来ることは逃れられない事実です。この時代を乗り切っていくためには、スタッフ間で可能な限り協力体制・連携による相乗効果を発揮して乗り切る方針をとる以外にないと確信しています。

私自身、怒られるのが怖くてびくびくし、報告相談一つまともにできなくなった経験があります。それでは人は伸びないし、仕事も続かないでしょう。今まではそういったやり方が当たり前だった時代がありますが、それを現代社会で同様に今からの世代に求めてもうまくいかないことは明白です。

自身の経験則のみで行動するのではなく、現代のやり方を分析・把握し、自身をアップデートして行動すべきと考えます。若い世代や新しい世の中から学ぶことは無限にあります。
それらを積極的に取り入れる、受け止める気概を持った会社にしていきたいと切に感じています。

 

「いろんな経験ができる会社に」
これまでの人生を振り返って、うれしかったこと、感動したことは何かと問うと、その返答のほとんどが「経験」「体験」によるものだったという調査結果があります。
例えば従業員にとって、給料アップは喜びの一つとなるでしょうが、それは一時的な喜びでしかないと言われている。
私自身、医療機関での勤務時代を振り返って、うれしかったことや感動したことは何かと問われると、県外出張や研修会など、積極的に参加させてもらったことと答える。また、同期と忘年会の余興練習を頑張って賞を取ったことなども思い出される。出張は、いつも働いている職場を離れ、飛行機に乗り、知らない土地で初めて会う仲間たちとの交流は自身の視野を大きく広げてくれる機会となった。それは楽しかった忘れがたい経験となっており、今でも良い思い出として私自身の記憶に刻まれている。特別ボーナスが出て喜んだこともあったが、人生を振り返ってうれしかったことを3つ書き出せ、と言われたときに特別ボーナスはその3つに入ってこない。改めて出張研修の機会を提供してくれた元職場には非常に感謝している。

当社でも、その思いを念頭に、スタッフへはいろんな経験ができる機会を積極的に作っていきたい。それを会社のウリとして運用を行いたいと考えている。
例えば県外の研修会への参加企画、地域のイベントへの出店、サークル創設、お金に関わる勉強会の開催、慰安旅行、著名人を呼び寄せての講演、他事業所との交流、ご利用者・関係者とのイベント、メディア出演など。「うちの会社だから経験できた」と思ってもらえるウリを強化していきたい。

 

「一人ひとりが輝ける、充実した働きを」
私が会社運営をするポイントの一つとして、会社の条件に従業員に合わせてもらうのではなく、従業員のライフスタイルに合わせた様々な働き方を会社が合わせる、というスタンスで運営を行っていきます。
正直、内部は大変です。従業員一人とり就業時間も違えば細々した条件もバラバラなので、給与計算は地獄です。
でも、従業員それぞれがライフスタイルに合った働き方ができるよう会社が取り組むことは現代の会社のストロングポイントになるでしょう。

会社に言われたことをこなすのではなく、スタッフ一人ひとりが主役となって輝けることが働き甲斐につながり、それは生きがいにつながっていくと確信しています。そんな会社を作っていきたい!

今後も、この場でできるだけ思いは発信していきます。

いつか、テレビ番組のプロフェッショナル・情熱大陸など番組に、私ではなく当社スタッフが出演し輝いている姿を発信できることを願って。

 

令和6年9月12日
株式会社リベルケア九州 代表取締役 飯島荘史